おおきなかぶ

おおきなかぶ

1 名前： 名前書いたら負けかなと思っている。 投稿日： 2008/01/10(日) 21:10:57 ID:+3bUkXfu0
おじいさんが、かぶのたねを　まきました。
　「あまい　あまい　かぶになれ。
　　おおきな　おおきな　かぶになれ。」
　あまい　あまい、おおきな　おおきな　かぶになりました。
　おじいさんは、かぶを　ぬこうとしました。
「うんとこしょ、どっこいしょ。」
けれども、かぶは　ぬけません。
そこへ町一番のちからもち
おすもうさんがやってきて「おいどんはうでっぷしのよさがじまんでごわす。いっちょこのかぶを抜いてみせましょう」
とおじいさんにはなしかけました。
　おじいさんは、おすもうさんを張り倒すとおばあさんを　よんできました。

2 名前： 名前書いたら負けかなと思っている。 投稿日： 2008/01/11(日) 23:02:39 ID:TSx5EZRi0
かぶを
おじいさんが、ひっぱって、
おじいさんを
おばあさんが　ひっぱって、
「うんとこしょ、どっこいしょ。」
それでも、かぶは　ぬけません。
そこで町一番のちからもち
おすもうさんはおきあがり「おいどんはうでっぷしのよさがじまんでごわす。いっちょこのかぶを抜いてみせましょう」
　おばあさんは、ひとつ舌打ちをするとまごを　よんできました。

3 名前： 名前書いたら負けかなと思っている。 投稿日： 2008/01/12(日) 21:09:19 ID:VkkQURX70
かぶを
おじいさんが　ひっぱって、
おじいさんを
おばあさんが　ひっぱって、
おばあさんを
まごが　ひっぱって、
「うんとこしょ、どっこいしょ。」
やっぱり、かぶは　ぬけません。
そこで町一番のちからもち
おすもうさんは虚ろで心もとない笑みを浮かべ「おいどんはうでっぷしのよ」
　まごは、いぬを　よんできました。

4 名前： 名前書いたら負けかなと思っている。 投稿日： 2008/01/13(日) 22:40:10 ID:/d/X9RGJ0
かぶを
おじいさんが　ひっぱって、
おじいさんを
おばあさんがひっぱって、
おばあさんを
まごが　ひっぱって、
まごを
いぬが　ひっぱって、
「うんとこしょ、どっこいしょ。」
まだまだ、かぶは　ぬけません。

　いぬは、ピコピコを　よんできました。

かぶを
おじいさんが　ひっぱって、
おじいさんを
おばあさんが　ひっぱって、
おばあさんを
まごが　ひっぱって、
まごを
いぬが　ひっぱって、
ピコピコが　つまらないレスをして、
「うんとこしょ、どっこいしょ。」
　とうとう、かぶは　ぬけました。

5 名前： 名前書いたら負けかなと思っている。 投稿日： 2008/01/13(日) 22:52:15 ID:/d/X9RGJ0
そうです。このだんだん小さくなっているのが、「おおきなかぶ」という作品の特徴なのです。
　ふつう、何か手伝ってもらおうとするときに、だんだん小さくなっていくように頼むでしょうか。それまでに手伝ってもらっていた人よりも、
大きな人･力の強い人に頼むのではないでしょうか。
ところが、この作品では、だんだん小さくなって、最後にはほんとに小さな、とてつもなくおおきなかぶを抜くのには、
あまりにも意味のなさそうな、ピコピコを登場させています。
しかし、とてつもなく大きなかぶも、この人間の屑のような、ピコピコが手伝ってくれたおかげで、やっと抜けるのです。
これはどういうことでしょう。みんなで抜く（オナニー）という内容もあるでしょうが、それよりも、いちばん屑な弱いピコピコが手伝ってくれたので、
かぶが抜けたということなのです。
　何かをやろうとするときに、どんなにクダラナイ相槌レスしかしないピコピコであっても、
その人がいなければ目的が達成できない、ということが書かれた作品なのです。
こういう考え方を、子どもたちが、この作品から学んでほしいような気がしましたが今はあんまりどうでもいいです。
これが反対に、ピコピコから始まって、最後におじいさんが登場する話だったらどうでしょう。
やっぱりピコピコは本当にだめだ、ピコピコは役に立たない、という考え方になってしまうのではないでしょうか。
子どもたちに、そんな考え方をする人間にはなってもらいたくありませんか？私はなってもらいたいものです。

10 名前： 名前書いたら負けかなと思っている。 投稿日： 2008/01/13(日) 23:01:06 ID:9EvLYW3A0
まさか完結するとは思ってませんでした大変ためになりました